キルステン・ダンストとジェシー・プレモンス:ハリウッド究極の自然体カップルが魅せる、肩肘張らないペアルックの妙技

第97回アカデミー賞授賞式で、一際注目を集めたのがキステン・ダンストとジェシー・プレモンスのカップルです。インターネット上では「なんてクールなカップル!」と祝福の嵐が巻き起こりました。

ファーゴシーズン2の共演をきっかけに2015年から交際をスタートさせた彼らは、飾らない大人のペアルックの代名詞として、ハリウッドきってのオシドリ夫婦として人気を博しています。お互いの服装の色味をさりげなくリンクさせたり、時には同じデザイナーで揃えたりと、さりげないリンクコーデの妙技で魅了しています。

今回、映画ファンの間で「理想のカップル」と称される彼らは、アカデミー賞という晴れ舞台にも、肩肘張らない、それでいて様になるGucciのペアルックを披露しました。決して過度にお揃いではない、モノトーンのミニマリストな装いは、まさに「クール」の一言。ダンストは90年代風の白の柱状ドレスを身に纏い、プレモンスはブラックタイのドレスコードを踏襲しつつも、堅苦しさのないスタイリッシュな着こなしで魅せています。

アカデミー賞のファッションは、奇抜さを競う場ではありません(コロン・ドミンゴのような、バニティフェアのアフターパーティで驚異的なジャケットを着こなすのでなければ)。キirsten・ダンストとジェシー・プレモンスにとって、それは気負わずに着こなせる一方で、10年後も写真で見返して満足できるような、そんな「自分たちらしさ」を表現する場なのです。

プレモンスの今回のシックな装いは、マーティン・スコセッシ監督の「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」で彼が被っていた、巨大な白いステットソン帽とは対極的です。同作は作品賞を含む4部門にノミネートされていましたが、結果はクリストファー・ノーラン監督の「オppenheimer」の快進撃の前に受賞を逃しました。

しかし、そんなアカデミー賞の栄枯盛衰とは関係なく、ダンストとプレモンスはハリウッドきっての自然体カップルとして、皆の憧れの的です。二人は俳優業に真摯に取り組むだけでなく、一緒に仕事をすることもあり、作り込まれたメディア向けの「おしどり夫婦アピール」とは一線を画す、飾らない夫婦像が清々しささえ感じられます。